kumaと思い出とか

どうも、くまごろうです。
子供の頃は、ぬいぐるみが大好きな普通の子供でした。
これまで、たくさんのぬいぐるみと出会い、お別れしてきました。
でも、この くまごろう だけは、今も押入れの中に住まわせております。
私は、3歳の頃に40日程入院していました。
当時の病院は今より厳しく、そう面会時間になぜだか厳しく
夜中に家族と離れて眠る恐怖に震え、夜な夜な大泣きをしては、
看護婦さん(当時)や同室の小学生を困らせていました。
声が聞きたくなったらこれで電話しておいで、1度につかわず分けてね、
と渡された、何重枚もの10円玉を
もちろんその日の1回きりで使い切り、電話が切れたらまた大泣き。
早朝仕事前に、面会時間を破り来てくれた父には必ず「少しだっこして」とお願いし
3歳児の出しうる力をふんだんに出し、ぜったい離れないぞ!という作戦に出るも
大人の力には負け、すぐ離され、、、またも大泣き。
看護婦さんには、こうなるから、ね、あんまり来ないでください!と一括される父でした。
そんなある日に、父が大きな箱を持って登場。
にやにやして、ミッキーマウスの声色の様な感じで(父は意外とええ声で芸達者でした)
「こんにちは、ぼく、くまごろうだよ。今日からぼくが一緒に寝るからもう寂しくないよ」
の声。
と同時に
自分と大きさが同じ、しゃべるくま、箱からの登場!
に心ときめいたあの
場面。
それは今でもはっきり覚えていて
まさに救世主登場の瞬間でした。
そんなわけで、名前を向こうから名乗られたので、
「くまごろう」
と渋いネーミング。
その日から、くまごろう君。
君付けで敬意を払い
すっかりお友達として
過ごしたのでした。
今では、特に一緒に寝たり 愛でたりすることはないのだけど
他のぬいぐるみと一線を画する彼とは
今後もお別れすることはないのでしょう。
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